[Giáo trình tiếng Nhật] – Minnano Nihongo Bài 10: Phần dành cho giáo viên

  • Đăng bởi: Trí Chơn
  • Ngày đăng: 17/11/2014 - 6:45 AM
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PHẦN NÀY DÀNH CHO GIÁO VIÊN

GIÁO TRÌNH MINNANO NIHONGO

 

第 10 課

 

[この課の学習目標]

この課では自分の国、町や現在住んでいる環境について、「存在文」を使って簡単な描写ができる。文法

的には人、動物の存在文及び物、事の存在文について学習する。

Ⅰ.

①  あそこに  佐藤さんが  います。

②  机の上に  写真が  あります。

1)基本文法事項:

・上記Ⅰの①の文型は「N1(場所の名詞)に、N2(人、動物)が います。」で、②の文型は「N1(場 所の名詞)に、N2(物、事の名詞)が あります。」で二つの文とも「N1という場所に N2という 人、動物、あるいは物、事が 存在する。」という意味を表す。上記の文型を見てわかる通り①では「N 2」は人、動物であり、②では「N2」は物、事である。即ち存在するものが人、動物であるならば存 在を表す動詞は「います」を使い、存在するものが、物、事であればその動詞は「あります」を使う。

・第9課の「副助詞「は」と格助詞「が」の使い分け」の所で述べたように、存在文において話し手が特 にある物に限定しないで存在を言う時(見えている物、事をそのまま述べる現象文の時)その存在する 物は格助詞「が」をつけて表す。(①において話し手は「あそこに佐藤さんが見えます」、②においては

「机の上に写真があるのが見える」というように単に見える風景を叙述しているに過ぎない。)

・第6課で場所を示す格助詞「で」を学習したが、この「で」はある場所で何かの動作、行為をする場所 を示す「で」だった。第10課のように人、物が存在する場所を言う時は「に」を使う事を教える。

「に」はこの他に日時の後につける「に」及び「あげ、もらい」の文で行為の対象者を言う時に使った。 存在する場所を示す「に」を教えると同時に今まで習った「に」の復習を確認させたい。

2)類型文:

①  あそこに   男の   人が   いますね。あの人は   だれ(どなた)ですか。

・・・・・IMCの  松本さんです。

②  この近くに   電話が   ありますか。・・・・・・はい、(電話は)あそこに   あります。

③  庭に だれが(だれかが、だれか)  いますか。・・・・・だれも  いません。  猫が   います。

④  箱の   中に   何が   ありますか。・・・・・古い   手紙や   写真(など)が   あります。

・類型文①「あそこに 男の人が います。」は単なる人の存在叙述文である。文の最後の「ね」は終助 詞と呼ぶものでここでは、話し手が自分の言っている事について、相手に同意を求める気持ちを表し ている。「あの人はだれですか。」は第1課で既に学習している。(「あの人が だれですか。」にならな いことを考えてください。)

・類型文②は物の存在文の疑問文である。テキストでは答えの主語を省略しているが、主語をつけた方が 自然であるし、「が」と「は」の使い分けの勉強にもなる。ここでは質問の電話について話し手が述べ ようとしているから「(質問されている)電話は」というように「は」で答えるのが正しい。

・類型文③は今まで何回も指摘しているように完全に間違っている日本語である。質問の答えから考えら れることは質問者は庭に人がいるか、いないかを聞いているのであって、この場合「だれがいますか」 ではなくて「だれかいますか」と質問しなければおかしい。しかも質問者は「だれが」と「人」を指 して質問しているのに「猫がいます。」と答えているのは質問者を馬鹿にしているとしか思えない。(動 物にも「います」を使うということを教えるにしてもこの例示は不適切である。)私たちの教室では不 定のものを指す名詞「だれか」(だれだかわからない人を指す)、「なにか」(何かわからない物を指す)、

「どこか」どこかわからない場所を指す)を使って教えたい。肯定の答えには不定名詞に代わって具 体的な名詞で答える。また否定の答えには「~か」の「か」が「~も」と「も」に変わって全面的否 定を表す。従って③の類型文は

庭に  だれか  いますか。・・・・・はい、カリナさんが  います。

・・・・・いいえ、だれも  いません。          となるのが正しい。

・類型文④は物の存在文で、ある場所に何があるかを聞いている疑問文である。(この場合話し手は既に 箱になにかがあると言う事を知っていると解釈する。)答えは「~が      あります。」となる。

・答えで「など」が使われているが、表現する人、物が複数にわたる時「N1やN2など」といって「N1」 や「N2」の他にも多数あるという意味を持たせる言い方を学ばせる。

3)教え方のポイント:

・絵カードを使ったり、教室の中の物、人を指しながら「います」「あります」の使いわけを習熟させる。

・死んだ動物は「あります」になる時もあるが、「います」のままになるときもある。「あります」になる か「います」になるかは話し手のそれに対する意識次第で決まる。

この池に  魚が  います。 cf 冷蔵庫に  魚が  あります。
公園に  犬が  います。 cf 道路に  車に  轢かれた  犬が  いました。

冷蔵庫の魚は完全に物の扱いであるが、轢かれた犬はまだ動物として扱われていると考えられる。

・練習問題の中で「上」「下」「中」などの位置を表す言葉が出てくる。これは絵を描いた教材資料がある のでそれを使って教えると効果的である。

Ⅱ.

①  家族は  ニューヨークに  います。

②  東京ディズニーランドは  千葉県に  あります。

1)基本学習事項:

・文型Ⅱ.も存在文であるが、ここでは話し手がある人または物を特に話題として取り上げて、その人ま たは物が“どこに存在するか”を強く言おうとする時に使われる言い方である。文型Ⅰ.の場合は文頭 に存在する場所がとりあげられ、存在する人、物は現象文として単に「~が」と言われているに過ぎな いが、この文型では、存在する人または物が話題として取り上げられるために副助詞「は」が使われ、 且つそれが文頭に持って来られる。この他の規則については文型Ⅰ.と何ら変わりなく主題が「人、動 物」であれば存在動詞は「います」になり「物、事」であれば「あります」になる。

2)類型文:

①  ミラーさんは どこに  いますか。・・・・・ミラーさんは  会議室に  います。

②  郵便局は どこに  ありますか。・・・・・駅の  近くです。銀行の  前に  あります。

・文型Ⅱ.がある人、物の存在する場所を強く主張する文に対して、類型文①、②ともその人、物がどこ に存在するか場所がわからないのでその場所を聞く疑問文である。従って文型Ⅱ.の場所を言っている 名詞が場所を聞く疑問詞「どこ」に置き換わって作られる。

・類型文②の答えの中の「近く」は「い形容詞」の「近い」の「く形」(国語文法における連用形)が名 詞に変化したものである。他には「遠くからお出で下さいまして、ありがとうございます。」とか「早く から遅くまで働きます。」などがある。

3)教え方のポイント:

・文型Ⅰ.はある場所に何が存在しているかが話題の中心の文であった。従ってその疑問文は「どこそこ に、誰がいますか、または何がありますか」であったが、文型Ⅱ.ではある特定の人または物がどこに 存在しているかが問題の文である。よってその疑問文は「誰々はどこにいますか。」又は「何々はどこ にありますか。」と特定の人、物の場所を聞く疑問文となる。

・教室内の人、ものを主題にしてその場所を聞いたり、学生の国の有名な人が普段どこにいるのか、有名 な名所、旧跡がどこにあるのか質問したり、させたりしながら発話を進める。また市街地の絵地図など を使って、店、駅、交番等がどこにあるか、あるいは猫と机の絵を使いながら「上」「下」等の位置を 示す名詞の練習をさせる。

万里の長城はどこに ありますか。

・・・・・北京の近くに あります。 パンダはどこにいますか。

・・・・・四川省の山の中に います。

Minnano Nihongo Bài 10: Phần dành cho giáo viên

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